piknt’s blog

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テラフォーミングマーズ分析 1章その4

プレリュード拡張で追加された5つの企業について分析する。

1. Cheung Shing Mars

初期資金: 44MC, MC産出+3

効果: 建物タグカードプレイ時、2MC安くプレイできる。

建物タグ

 

比較的安定していると思われる企業。9世代までつづくと考えると、MCは44+3*(9-1)=68MCくらい持っていると見積もれる、Teractorよりも多い計算になる。さらに、企業効果も建物タグという比較的割合が多いカードに適応されるため、プレイしていて安定感があるが、あまり特徴がない。

称号は基本の[Builder], エリシウムの[Specialist]はアド, 褒賞はヘラスの[Contractor]と満遍なく取りやすい称号・褒賞がある。とはいうものの建物タグはあまり強いカードはないので、タグを軸にプレイしていくというのは良くない。どのマップで戦いやすいかは不明。総合的に見て中の上くらいの強さの企業。

 

2. Point Luna

初期資金: 38MC, チタン産出+1

効果: このカードを含め、地球タグをプレイするたびに、カードを1枚ドロー。

地球タグ、宇宙タグ

 

企業効果でカードをドローできる企業は初。企業カード、プレリュードカードでも効果を発揮するので、Teractorの企業効果よりもお得感がある。(3MC安くなるorカード1枚引くのどちらが強いかは置いておいて)

地球タグの割合はそう多くはないのだが、割と使えるカードが多いので積極的にピックアップしていこう。基本的にカードプレイ中心になる企業なので、地球タグのついているEarth Catapultとは相性が抜群。

初期資金はチタン産出+1はMC産出+3と同等と考えると、Cheung Shing Marsより6MC少ない62MC相当で、Teractorといい勝負。宇宙タグもおまけでついている。

カードプレイがメインになるのでヘラスマップを一番得意とする。チタン産出があり、地球タグと相性がいい宇宙タグをプレイしやすいので[Space Balon]を狙いやすい。狙えるなら木星を狙ってもいい。

エリシウムでは[Legend],[Generalist]か。宇宙タグの多いイベントカード使用しやすく、珍しいチタン産出が初めからある。一方基本マップでは若干戦いづらいかもしれない。

 

3. Robinson Industries

初期資金: 47MC

アクション: 4MCを支払って、現時点で一番少ない産出のどれか1つの産出を+1する。

タグなし

 

例によってアクション企業なのであまり強くないという印象。エリシウムの[Generalist]はぜひ取りたいところなのだが、プレリュードカードには[Generalist]を取るのにぴったりのカードがある(前述)ので確実に取れるというわけでもない。電力→酸素戦略でもしない限り、基本電力産出はほぼ0に近い状態が多い。よって、電力産出を4MCで+1するということがしばしば。これが美味しくないというわけではないのだが、別に電力を上げてもカードが来ないとほとんど使えないし、カードを使ったら使ったで次の世代もやっぱり電力が1番産出が少ないというような状態になりがち。

おまけのタグもついていない。

戦略によっても変わってくるが、最初の2世代で企業効果でチタン、植物と上げるのが最善だろう。

 

4. Valley Trust 

初期資金: 37MC, ゲーム最初のアクションでプレリュードカード3枚を引きうち1枚をプレイする。

効果: 科学タグカードプレイ時、2MC安くプレイできる。

地球タグ

 

37MCは少なめではあるが、プレリュードカードは平均25MCほどの価値があるので、合計62MC程か。科学タグ2MC安くなるのはおまけ程度。科学タグは通常はせいぜい5枚程度しかプレイしないし、科学戦略は無理に取る必要はない。

プレリュードが全部で3枚使えるのでそれで方向性を決めて行こう。特に入りやすい称号や褒賞は存在しない。科学戦略をするなら[Scientist]くらいか。

プレリュードの引きに左右される企業。初期資金は少なめなので最初の手札は厳選しよう。

相性の良いカードはResearch Outpost, Research(科学タグが2つついているので4MC引き), Venesian Animals(金星18%以上という条件が厳しいが科学戦略を取るなら絶好のカード)

 

5. VITOR

初期資金: 45MC, ゲーム最初のアクションで褒賞を無料で1つ設立。

効果: このカードを含め、マイナスではない得点(VP)つきのカードをプレイした後、3MC獲得。

地球タグ

 

最初にいきなり褒賞設立という特殊な企業。無難な褒賞に設立しよう。具体的には、相手に金星特化企業がいるなら[Venuphile]は避ける、盤面戦略になりそうな企業がいるなら盤面系の褒賞([Landlord], [Dessert Settler], [Estate Dealer], [Cultivator])は避けるなど。ここで立てた褒賞に関しては、1位は最悪取れなくてもいいくらいやの気持ちでいい。

この企業がいるだけで、次に褒賞を立てるのは14MCからとなり少し相手を牽制することができるので、意外と効果は大きいのかもしれない。

初期資金はミドルクラスだが、企業効果の発動率がManutechと並んで最強クラス。カード全体の36.5%で企業効果が発動される。マイナスでないVPアイコンが書かれているカードは動物系、木星系、その他もろもろあるので、いろんな戦略が考えられそう。

基本的にはカードVP点重視の戦略で良いだろう。Point Luna同様、カードプレイ中心のヘラスマップが強いと思われる。自分がプレイしたカードの半分くらいのカードで企業効果を適用できれば上出来だろう。